歴史、わがやの


TVドラマは苦手じゃ、と言いながら、三日間分、録画したのを見ました。
こうさんの旦那の漢っぷりに、惚れそうになりながら、なかなかおもしろく見れました。
一番楽しんだパートは、つるちゃんの流転の人生で、南極から黒部ダムから、最後は「SPかよ!」
マスターとのからみも男子ぽくてよかばいよかばい。

殊の外、あの時代の庶民の家のセットがリアルで、
「あぁあんな鏡台とかタンスあったなあ」と懐かしい感じがして、
それが三日間見ちゃった理由かも。


ドラマだからなのか、今とちがって、
糧を得るためにとにかくなんでも働こうとか、
反対に、やってみたいことに、周りも無理、とは言わずやらせてみたり、
あまり考え込まずに進んでいけた時代に見えた。
あとやっぱり「こういう人」は今存在しえないだろうと思ったのは、小説家さんだろうな。
何も書かないで何年もいたら、今なら周りが「諦めてちゃんと仕事につけ」っていうだろうし。
八女家に受け入れられて、ご飯も出してもらって、っていうシーンが、
自分には一番の「遠くなった昭和の部分」に見えた。