「黄色い涙」


選挙行ってから
黄色い涙」を見てきた。


ものすごく懐かしいと思ってしまった私って・・
そうそう、ガムはああやって半円形の容器に刺さって売ってたんだよね、とか
あのラジオで、朝聞きながらみんなでご飯食べてた、とか
「3丁目の夕日」はレトロな雰囲気が漂ってたけど、
この映画では、もっと現実味のある懐かしさがあった。
うちはド田舎で、東京より何年も生活の進歩が遅かったから
かなりあとまであの生活が残っていた。




嵐の映画をスクリーンで見たのは初めて。
5人が5人ともよかったねぇ。
あんなに味のある演技ができるんだねみんな。
翔ちゃん、あいばちゃん、大ちゃんの3人の
自分の可能性が無限大だと思ってる季節の可笑しさとか
傍から見てると悲しさも感じるカラ回りぶりも
にじみ出てるなあと思ったし
意外にも純粋なキャラを演じたじゅんくんももちろん
ニノの「オレはもう少し自分の世界を大事にしたいんだ」
と未来を選んでいく
姿も、いいシーンだったな




みんな地方出身者の設定だけど
地方出身者の東京への思いの空回りの話でもあるんだよね
自分のことを考えるとそう思う。
東京に行けば自分の可能性が花開くとでも思っているあほらしさ
の話でもある
大ちゃんのセリフで、
ニノが田舎へ行く切符を取るためについていった新宿駅
「お盆とか正月とかイヤダなぁ・・」とぼそっとつぶやく場面が
地方出身者ならたぶんぐっと来る


ただひとつ、嵐ってやっぱりどうみても
「東京っこ」だよなぁ
(一人東京じゃない子がいるらしいけど)
体型から顔から一人として地方の子に見えないもん。
でも嵐だから出せる、男の子同士の仲良さの雰囲気はやはり捨てがたい


好きなシーンはたくさんあるけど
カレーの鍋が壊れて、みんながカレーまみれになってあたふたして
場面がスローになって
しょうちゃんが鍋にあいた穴からボソッと自嘲するところがよかったな



あと音楽がいい。SAKE ROCKいい。妙にエキゾチックな気分。