あたし、てるミン。

昨夜やっとこさ相方が組み立ててくれたよ。
「てるミンなの。」というには味気ないそと見だけど、
仕組みは大きなテルミンと一緒。


始めにチューニングをするらしい。
ミニドライバーでねじを調節して、音が出なくなるちょっと横を
探すらしい。そこが基本になるところ?
(私の説明に専門用語は出てこないですから)
その最中はラジオのチューニングそのものの音がする。


はじめ大きくドライバーを動かして、探していたが、
本当は「微微微調整」なことを知る。
手を動かしたか動かさないかくらいの微調整で、
周波数はまったく変わる。
しくみはあいまいにしかわかってないですから)
「おとなの科学」の本にいろいろしくみは書いてあるので
後ほど読もう。いまはとにかく音を出すのだ。


ここが大変だったけど、その後、楽しい「てるミン」演奏が待っていた。
アンテナから指の間およそ20cmの間で2オクターブくらいの音が出る。
ギターのフレットみたいなものはないから、空中のフレットを探すことになる。
この音を出すのも思っていたより「微微微微調整」のようで
数mmの手の動きで半音位の幅がでるのかな?
まわりで何か(人とかトリとか)動いても音がうわんうわんと高低する


数分くらい空中フレットの塩梅を見ていた後、
曲が弾けるようになってきた。
「愛の挨拶」とか「野ばら」とか「新世界」とか
弾いてみた。


まあ三味線が弾ける人ならすぐに弾けるようになりそう。
空中で音程をつかむことがなんだかおもしろい。
手を揺らすと音も揺れる。いわゆる「お化け」の音みたいになる。
フレットを押さえる、ということができないので
アクセントを付けて弾くのは難しそう。
すばやく手を動かすことがポイントかなぁ。
周波数とか?(しつこいが専門用語はわからないから)
見えないものを音にして曲にして聞くのはおもすろい。
弾くというか、たまに音と遊びたい時に取り出すと思います。


相方はこのノイジーな音を聞いて「頭痛くなってきた」と
早々に部屋に入ってしまった。
私はカブトムシ(名は「ふじ」)
(くわしくは明日の朝は何がいるかな? - Travelin’ Bus
のかごのそばで弾いていたのだが
相方は「明日の朝ふじが万が一死んでたら、テルミンのせいだかんな」と
言い捨てていった。ちっ。んなことあるわけないじゃないの。
こんな元気に動いてるのに。縁起でもない。ばか!



今朝、ふじは本当にお亡くなりになっていました。
・・・・・これって私のせいー???