花粉症ニッキ0305


くしゃみを続けて8回すると幸せになれるって
誰か言ってくれ。


月曜が初黄砂だったらしい。
かの国の工業地帯からアレルゲン一杯に吹いて来る。
いきなり花粉症が悪化する。
目に見えないのに身体が反応するのがものすごい怖い。
大気汚染が今すごいのだそうだ、かの国は。
CO2の排出も増えていて、出来るだけ抑える努力を、とうちの国がいったところ、
あなたの国が経済成長している最中はどんどん排出してたではないか、うちだけに抑えろと言うのはおかしいだろう、だからしないと言ったらしい。


哥哥の生まれた国だから嫌いになりたくない!と言いながらもう4,5年になるが
だんだんそれも限界に近づいている。


日曜のNHKSPを見て、薄ら寒くなる。
西部地域の貧困農村に上海の優秀な大学生を教員として一年間派遣するという国のプロジェクトを特集していた。
今の富裕層と貧困層の格差を埋めるのは教育である、というのはある意味不可欠な要素と言えるけど、
大学生は情熱を持って授業をし、生徒の私生活や経済状態まで親身になって家庭訪問をし、教育を続けて受けさせるべきだと親に説く。
親だって受けさせたいのだ。自分たちが貧困から抜け出すのは、貧困のループの輪から抜け出す子孫を出すしかないのだから。
勉強して公務員になってくれ、オレが稼ぐからと兄はほこりだらけの荒れた土地を掘り返す。言われた妹は、怪我をして動けない母の看病をしつつ、大学をめざすが、家には13万の母の手術の借金がある。
月収は千円台だったような?家庭だ。
銀行から借金をするという仕組みさえ知らない家族なのだ。もちろん返す能力などなく、返せなければ起訴すると言われる始末だ。
どこの家庭も似たり寄ったりの状況だ。
この状況を一介の大学生教師が救う?
教育が貧困を救うとぶち上げて、最良の政策がこのプロジェクトだなんて
本気でこの国が思ってるとしたら薄ら寒い気持ちがする。