話芸


昨日ぽっどきゃすてぃんぐで三遊亭圓歌さんの「中澤家の人々」を聞いて、今日もまた聞いてしまった。
同じことを話してるわけだけど、おんなじとこで笑ってまう。落語家を志願して、父親に話したら、お前とは親でも子でもねぇ、って勘当されて、戸籍からも抜かれちまった、ってす、すげえ・・。しかも家を建てたら、いつのまにかそいつらが住んでやがる。他に自分の金で大学まで行かせた兄弟んちいかずに、赤の他人ちにくっるったぁ・・
亡くなった奥さんの両親と、2度目の奥さんの両親と合わせて6人一緒に住んでたというその騒動記がメインの有名な創作落語だけど、30年代の豪気なタニマチや師匠たち、御前で一席やることになった時のエピソードもあり、出てくる人みんな(御前の側近の人でさえ)可笑しな人で、噺家にかかると、高齢化の問題だって、生死のことだっていつも笑いと隣りあわせだ。
寺の修行中に心筋梗塞になり、入院した時、弟子が(奥さん?)が、記者に病名は?と聞かれた時に、「はいっ、近親相姦ですっっ」と答えたっつうくだりを、電車の中で聞いてしまって大笑いして近くの人に不審がられたよ・・・。